二人共陶芸家の二世である。
だが、親の影響は正反対に表れているようだ。
谷口氏は、親と同じ方向を目指しながら、自己の独自性を求めていこうとしている。
奥住氏は、陶とは対極の素材・鉄に取り組むことで、新しい可能性を見い出そうとしている。
陶は元々シャープな表現が難しい。谷口氏はそれを薄いレリーフを施すことで補っている。
逆に鉄はシャープな表現が可能である。奥住氏は小さなマケットをいくつも試作することで、よけいなものをできるだけそぎ落とし、シャープな形を生み出している。
二人の対極の造形方法が不思議に引き合って、素材のイメージ交換を想起させるところが、実に興味深い。
是非御高覧下さい。
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